ライブ備忘録

オールタイムスーパーツアー、大阪行ってきました。その備忘録を帰りの高速バスの中で書いています。


まずはこの前の岡山について!

メンバーも熱いって言ってたけど、ほんといろんな意味で熱いライブでした。




ランクヘッドを通して、というかあの場所とか人とか熱とかを通して、私は自分と向き合っていたと思う。

ひとつひとつの音とか曲とか歌詞とか、表情とか動きとか汗が垂れていることとか、全部が鮮明で、ちょっとだけ幻想的で、全身でそれらを感じているのに地に足がつかないよう、現実が遠くなっているような気もした。


眠れない夜のこと

が私は大好きで、聴けてとてもとても嬉しかったんだな。あの曲に出会ったとき私は中学生で、張り詰めた糸がやっぱり切れる瞬間みたいな、むしろ腕が日に日にギロみたいになっていくような暗い女子中学生だった確か。

あの曲は、目線は子供だと思うから、きっと当時の私からしても更に幼い時のことにはなると思うんだけど、自分の中の不安感とか他人のもつ不安感とかをなんとなく知って、なんだかとても安心したような気がする。教科書や人気の本に出てくるもの以外の、もっと身近で言語化されにくかった哲学を知ったというか。

あの曲は私にとって、自分の中にあるものを知る曲だった。あれから10年くらい経って、あの小娘がなんと社会人になって、そうして聴くと、その当時の私のなんか分からんけど苦しいこととか、そこに寄り添ってくれた歌があったこととか、それを今微笑ましく思い出すことができる幸せとか、いろんな感情が付随する思い出の一曲になってる。

だから岡山で、地元で聴いて、なんか今思い出すとエモいなって感じなんだけど、意外とライブ中はとにかくハッピーで楽しくて嬉しくて、え、やってくれるのやったー!みたいな喜びだった。楽しかった。


他の曲にもそれぞれ思い出があって、どんな時に出会ってどんな時に聴いたか、とかいろいろ思い出しながらのライブだった。ランクヘッドを通して自分と向き合っていた。


そんな私の人生の半身であるランクヘッドが、小高が、「出会ってくれてありがとう」と言ったとき、じわって涙が出てきたのはわりと仕方ないと思う。悲しいでも嬉しいでもないんだけど、なんというか、我々って結局赤の他人の結婚式のムービーでも泣けるじゃん、その涙。


私はそれこそ眠れない夜のことだって別にテンション上がる系の曲ではないけど楽しかったように、ライブってどんな曲でも楽しいし嬉しいんだけど、しかしアス…アスは他の感情が勝ちました。その日のライブの総括でもあり、聴きながら考えていたこととか、出会ってくれてありがとうが嬉しくて泣けたこととか、もろもろの気持ちでいるときにあの音楽が全身から入ってきて。

小高の声は楽器だなあと思っているからまあボーカルも楽器とカウントするとして、全ての楽器が、優しくて懐かしくてあったかい音を教えてくれて、私とランクヘッドは泣きながら笑いながら生きあってきたこと、をずーっと考えてた。

ちょっと歌詞ちゃんと覚えてないんだけど、一番ぐさっときたのは、


君の明日が幸せでありますように 


のあたりなんだな。寄り添ってくれて一緒に生きてきて見守ってくれてきたランクヘッドが、今度はぐっと背を押してくれるような、喜怒哀楽からは選べない感情なんだけど、そのあたりの歌詞で涙がでてきたのは覚えています。


長くなってきた、、、

総括すると、岡山は、私にとってランクヘッドが人生のいろんなところにあったことへの喜びを知る場所だった。一緒に生きてきたんだなって知った。


ライブって地元に来てくれるときしか行ったことなかった。青に染まる白以降はツアー毎回行ってると思うんだけど、地元に来てくれたときに行くだけ。だからツアーの中で1会場でしか見たことなかった。岡山か愛媛。遠征すればいいんだけど、出不精で旅行組むのが苦手だからってしたことなかった。いっつも一人でライブ行くから相談する人もいないし。


それでも、岡山を経て、どうしてもどうしてももう一回このツアーに参加したくなった。ファイナルほんとにほんとに行きたいし見届けたい思いが強いんだけど、当日も次の日もどうしてももう休みとれないことが分かってる日だ。


だから、火曜日に岡山があって、水曜木曜と考えて、金曜、昨日、大阪行くことに決めた。今しかないって思った。この土日はは週明けのために休日無給出勤しなきゃで、土曜に大阪行っても大丈夫なの?っていうのはあったけど、その分は日曜にがんばる。この土曜日の大阪に行かない理由がない。行くしかない。


昨日の夜高速バス予約して、当日引き換え券とって、やってきた大阪。

そして大阪。

ライブについては次書く!