新居浜駅から徒歩34分(50分)

f:id:genkaidesu:20211030215444j:plainf:id:genkaidesu:20211030215515j:plainコロナが言われだしてからの個人的なライブ再開一発目は、ランクヘッドのホームである新居浜ジャンドール。


ランクヘッド新居浜で聴くのはずっと憧れだった。新居浜のセトリっていつも新居浜色だし、私にとっては新鮮なんだろうなあと思って。


新居浜は私にとって聴き馴染みのある知らない街。大学時代を松山で過ごしたから愛媛にはわりと馴染みがあるつもりでいる。サークルや同級生に新居浜出身の人が何人もいて、新居浜の人同士がふざけて口喧嘩始めるという鉄板ネタ?があったりして、新居浜は祭り(とケンカ?)のイメージが強かった。私の出身地の方言は結構言葉や語調がきつくて、松山の優しい温和な喋りの友達と話すときつさが際立つから、なんだか新居浜出身の人と話すと安心した笑。新居浜の人たちももちろんあたたかいんだけどね。


さて。最近見に行った舞台の俳優さんが、演じている役のゆかりの地まで、徒歩で往復7時間半かけて行ったって聞いた。それってとんでもないことで、だけどそれだけその土地を知ることを大切だと思ったんだろうなって思った。

ということで、私も、新居浜を知ってみようと思いたって、新居浜駅から新居浜ジャンドールまでGoogleマップで34分、歩いてみることにした。


新居浜の街中は、本当に金木犀の香りがした。駅周辺は道が広くて、綺麗な建物と昔から住んでる人の家が混在してて、学校には大きな金木犀の木があった。金木犀って生垣のイメージだったから、大きい木なのが珍しく感じたけど、新居浜ではよくあるのかなあ。

あととても個人的なことだけど、将来的にいつか愛媛県内のいたるところに転勤可能性のあるところへの転職を考えてて、その中の転勤先になり得る場所の横も通れたのが嬉しかった。

そんなこんなで街中に夢中になっていると、優秀なGoogleマップさんを全然見てなくて、気付いたらジャンドールを行き過ぎてたり、迷ったり。結局徒歩34分どころか50分近くかかって、開場ギリギリに到着するという…

しかも心はわくわくでも、体力は日頃の行いがものを言うので、突然そんなに歩いてライブ開始前からへとへとという計画性のなさ笑。

そんなこんなでも始まったライブ。イスがある!!ディスタンスしてる!!ライブハウスなのに不思議。でも、これならできるっていうラインを必死に守ってやってきてくれたからこそのスタイル。全国のバンドマンとライブハウスとバンド好きの人たちのこの2年近くの戦いに感謝。



ということでようやくライブの感想なのですが、超超超個人的な今日のサビは「三月」でした。

100キロどころか、7時間半どころか、1時間にも満たない道中だけど、私は「迷いながら歩み出した」。

というとエモな感じだけど、せめてライブ前の道くらい素直にタクシーにするなりにして体力温存するべきだったし始まる前からセルフ三月してる場合じゃなかったよなあとか、三月聴きながら超超超個人的な事由の自己反省してた……。ある意味忘れられない三月笑。


新曲の「繋ぐ」、よかったなあ。

てゆか今セトリ見たけど、「つなぐ」でも「ツナグ」でもなく、繋ぐなのがいいなあ。

うろ覚えなんだけど、歌詞の「今日もよがあける」が、ものすごーーくランクヘッドらしくて好きだなあと思った。

今日も、よが、あける。

それは優しさでもあるし諦めでもあるし自然の摂理でもあるし理不尽かもしれないし、そのときどきで違うんだけど、でも、今日もよがあける。そうだよね。そうなんだよね。早起きしても夜更かししても日本のどこにいてもよはあけるものだから。


アンコールの最後の、弾き終わらない感じもとてもとても良かった。こんな楽しい時間終わらせられないんだよな〜!?!?!って思った。その反面、わたしたちは順調に大人になっていて、楽しい時間に終わりがあることを知っている。学生時代から変わるものと変わらないものがあることを知っている。


新居浜、行ってみてよかったなあ。

また行きたいし、かつ、また地元にもきて欲しいなあ。

未来に楽しみを持てるのが幸せなことだとよくよく知ったこの数年だから、その幸せが続くように、ずっと私もランクヘッドを好きでいるし、それを表していきたいなあと思いました。


新居浜、ありがとうございました。またね。

合田悟生誕41周年記念ライブ 配信みた〜!

合田生誕祭やっと見た!というか、ここ数日何回か見てた!


いろいろ特別とは聞いてたけど、疾走感あるセトリは夏にぴったりでよかった。重くて深くても暗くない感じがよかった。湿度の低い田舎の夏(という懐かしさの幻想)みたいな、暑いけど清涼感あるっていうか。


やっぱり生誕祭ってことでベースが全面的に押し出されてるとは思うんだけど、そもそもランクヘッドというバンドのベースって、表現がとても多弁でにぎやかでおしゃべりで(全部同じ意味笑)、表情豊かで、でも押し付けがましくはなくて、例えるなら、数年ぶりに会っても普通に話し始められる友達みたいに、自然体で好きでいられるような?、そういう大切な存在感と思う。なかなかベースってそういう立ち位置の楽器のイメージがなかったから、こんなに豊かなベースがあるんだって思うと、改めてすごいメンバーの集まったバンドだと思う。


というか今回配信全体的に音質がめちゃくちゃ良かった気がする!(イヤホン変えたのもあるかもしれないけど笑)

シンドロームとか、小高の歌がエモなのは確信的なんだけど、きゅるんきゅるん感も低音のエロさもすごくって、元から好きな曲だけど改めてやばい曲だなって思い知った!


あとはやっぱり有観客ライブってことで、無観客のときと比べて表情がみんなすごくいいなって思った。楽しそうにしてる顔見てると私も楽しい。ライブ行きたいな〜 


なんか今回とりあえずいろいろ良かったな。ある意味初心に帰った気持ちというか。個人的に、ランクヘッドを聴き始めたころに聴いてた曲が多かったのもあるのかもしれない。疾走感というか青春というか。ランクヘッドはやっぱり私の人生のいろいろなところにあって、それは楽しいときでもあるしどん底のときでもあるんだけど、今回はそのうちの青春の部分が強くって、2021、夏。


最近がっつりライブ配信見ると、やたらエモみとか人生とか思って、ランクヘッド好きで大事だなあ〜とか思ってたけど、今回で改めて聴かせる力のあるバンドだなって思い知った。ライブとかバンドってコンテンツとしてファン活動含む楽しみ方もそりゃあ楽しいんだけど、ただ耳に心地いい気持ちいい音楽っていう意味でもランクヘッドが好きなんだよな〜って思い出した。てゆかその音楽の良さがあるから好きになったし、好きで長年聴くしライブ行くしファンでいるから複合的に好きになるんだけどさ。


小高、ボーカルとしてはしんどいセトリだったのかもだけど、最初から最後までめちゃくちゃよかった。配信見る直前に帰宅中の車内で音源聞いてたけど、配信とはいえライブで聴くとまた良さがすごいのが分かる。カナリアボックスも新鮮でよかった!ライブ1回きりじゃなくて、何らかの形にしても楽しいと思った!(例えばバックホーンだとドラムの松が歌ってる曲とかあるし、ギターのえいじゅんは歌う配信とかしてるし、こういうのもアリだよな〜と思った) あと安直な人間なので、今まであんまり小高のギターに注目したことがなかったんだけど、今回逆説的にランクヘッドの曲の大事な要素だったんだな〜と気付いた。音楽の素養が無さ過ぎて誰の何がどう組み合わさって何が起きてるのか全然分からない笑。そもそもバンド全般に言えることだけど、4人で同時に音たてたらめっちゃいい音楽になるっていう現象が何事かと思う。ていうか山下もそりゃあ目が覚めるようなギターで、桜井さんも気合い入ってて、バンド全体が楽しみながらやり切ってやるっていう勢いがあってよかった。合田誕生日だぜっていうある意味青春らしい団結感みたいなのがよかった。


久しぶりに感想書いた〜

一個前書いたのがついこないだと思ってたけど3月で、3月からもう5ヶ月?経ってることに驚き。人生が速い。きっと私もそのうちに大人になるんだけど、41歳になったときに、後輩にそうなりたいと思われるような自分でいれたらいいなあ〜と思った。

お誕生日おめでとうございました!


3/26ライブ配信備忘録

3/26以心前進 ライブ配信 備忘録

というより覚え書き。

(全体的に敬称略です、失礼します)


◯たまたま都合がよくて久しぶりにリアタイでライブ配信が見れた。見てよかった。


◯全体のふわっとした感想

ライブハウスeggmanの40周年でもある、以心前進ライブ。

当時を意識した新旧交えたセトリとは言っていたけど、本当にすごかった。

ランクヘッドのセトリって本当に多弁で、ライブひとつひとつに物語がある。そして、常に前に進むランクヘッドだからこそ、ライブでの表現は本当に幅が広い。

過去を振り返りつつ未来を祝福するようなこの日のライブは、この社会情勢、3月末に浴びるには、あまりにもぴったりだった。さすが。(?)

浴びる、と言っても、脳直の刺激がビリビリして世界観が変わるような衝撃ではない。むしろ、なんとなく感じているけどつかみきれてない近頃のもろもろに、音楽で形をもらったような。世界に枠組みをもらったような。視界のピントが合うような。。。

陳腐な言葉になるけど、そう思いました。ランクヘッドのみなさんがどう見られたいか、どう進みたいか、ただのファンには分からないところもあるけど、私はあなたがたのことがとても大切で好きで応援していますよ、の気持ち。


◯印象的だったことと、思ったこと

前半の怒涛のなつかし曲たちがやばかった。聴き慣れてる音源ももちろんいいんだけど、今のランクヘッドが演奏するからこその味わいが絶対にあって、しみじみと趣き深く感じた。(?)


今回1番ぐぐぐっときたのは、「三月」。


「傷つきながら、迷いながら、それでも前を向くこと」


それは本当に難しいことで、だけど、どん底を這いながらも死なずにいるわたしたちが、これだけはきっと死んだ後に胸を張って言い切りたいわたしたちの生き様でもある。と思う。この歌はそんな生き方を強さだと祝福してくれたから、私は、わたしたちがこのように生きてきたことを尊いことのように思える気がする。

(書きながらふと思ったんだけど、強さってなんだろう。強さ、という言葉は、いろんな曲の歌詞に繰り返しでてくるんだけど、実は私はいまいちピンときてない。本当の強さってなんだろう?の前に、シンプルに強さって何?生き抜くための力のこと?人の心の芯みたいなもののこと?分かるようで分からない)


そして、中盤〜後半に希望が光って降り注いでくるような曲たち。

今回の決戦前夜、めちゃくちゃオシャレだった!!!!気がする!!!

楽器の音が可愛くて、リズムがポップな感じがして、なのに小高の声や歌い方がワイルドで、これを表す言葉をオシャレしか知らない…めちゃくちゃかっこよかった。好き。

これだけで音源にしてほしいくらい。というかライブ音源発売してほしい。(なんならアーカイブ配信終わったやつ集めて円盤で売って欲しい)


なんというかライブっていいな!って改めて思った。現地いきたいな〜 遠征が難しいご時世だけど、健康に過ごして大阪行けたらいいな。


さて。

小高がこの前、対バンでランクヘッドは誰にも言えない気持ちに寄り添ってきたんだと気付いた、と呟いていた。なるほど、と腑に落ちた気がした。


どん底にいるときって、自分とその周りの暗い壁しか見えない。

外界から応援歌やここを抜け去った人のご立派なお言葉が聞こえてくることはあっても、どん底そのものの奥行きは変わらない。


そんなとき、このどん底は私のためだけにあるものではないのかもしれないとか思ったのはランクヘッドの歌があったからだと思う。


今回でいうと、物思いに耽る庭、ランドリー、白濁のあたりとか。

こんなに悲しくて疲れて生きていたくないのに、温かな赤い血が流れているからやりきれないんだぜの気持ち。

(あとずっしり刺さりまくってるアリアルの存在? 空白 木曜日 うぇいうぇいうぇいのあたり。自意識過剰、被害妄想、自覚しててもしんどいし生きてるだけで褒めて、的な気持ち)


ランクヘッド以外いったい誰が、こんな気持ちを音楽にしてくれるというんだろう!?

いや、他にいてもいい。寄り添ってくれる人はきっと他にもいるのかもしれない。

だけども、私がたどり着いたのはランクヘッドだったのです。私に染み渡ったのはランクヘッドだった。私が寄り添ってもらえたと感じて少し背中を押されたい気持ちになれたのはランクヘッドだった。


私はよく、ランクヘッドは人生、と言う。ランクヘッドを好きでいることは、私が私の人生と向き合うことに近いと、そんな感じのことを言いたい。

(だから言葉は下手くそなんだけど、ランクヘッドが人生を変えてくれた、とか、ランクヘッドは私の人生です、というのとは、少しニュアンスが違うつもりでいる。)

生きていることの、概念化していなかった様々な出来事と感情の動きと停滞が、一曲5分程度の音楽で次々と目の前に表れる。ランクヘッドのライブではいつも私の中でそんな現象がある。

五感でライブを浴びていることと並行して、私は私と向き合っている。だめだめでしょうもない自分や、だめだめのわりに頑張っていた自分や、人と人の中にいた自分や、絶望していた自分や、希望をもって未来に期待した自分がいたことを思う。

思うんだけど、やはり今この瞬間目の前にはブチ上がるミュージックがあって、同じ瞬間に同じ音楽に感動している人間が同じフロアにたくさん生きていて、ねえ、わたしたち、生きててよかったねえ!とか、あえて言葉にするならそんなように感じている、気がする。



◯終わってから所感を覚え書きにすると青春を終わりきれてない感じのごっちゃ煮文章になっちゃった。


◯簡潔に言うとエモエモのエモの最高に楽しくて熱くてハッピーなライブでした!

楽しいってすてき!

2021、ランクヘッドと一緒に前進していきたいと思いまーす⭐︎

ライブ備忘録2

オールタイムスーパーツアー大阪!

雑多な所感を取り急ぎ書き留めたよ!

 

メンバーの敬称略です、失礼

 

 

大阪

 

まずフロアが広くて田舎っぺの私はちょっと怯んだ。こないだの岡山は逆に小さい方なんだとは思うけどさあ…(その分熱こもってた)

 

これ始まったら人つめるのかな、とかこんな広さでも人がいっぱい流石大阪、とか不安でいっぱいの開演前。直前の物販でちゃんぽんさんから光るリスバン買った。ギターかっこよかったですとか今日も弾くんですか?とか聞こうと思ったけどヒヨって聞けなかったな。笑

フロアにいるとこの前岡山にもいたなーって人をちらほら見かけて、やっぱり何か所も行くのいいなって思った。

 

始まってまず全体の印象、失礼ながら大阪のお客さんの雰囲気って激しいのかと思っていたんだけど、むしろお上品というか、一人一人がランクヘッドに浸っている感じがすごくあった。一曲一曲、大切にしているんだなって思った。

 

メンバー登場のところでもう、あ、大阪っていうか大きい会場ってこういうノリなのね!みたいな新発見。演出がかっこいいな!ステージの高さとかライトとか音響とか、ライブハウスによって全然違うんだなあ。

私が今まで行ったことあったの、小さめの会場が多かったので、ファンの顔とかをよく見てくれてるなーって印象だった。大きいところでもそのスタイル、流石ランクヘッドだ。

 

最初の曲、前進/僕/戦場へ

スタートがよかった&よかった!!!!!私なかなか熱が入るのに時間かかるタイプなので最初の1~2曲棒立ちとか普通にあるんだけど、いや好きじゃんって感じ(語彙がなくなってきた)

 

今日のセトリ、今までのとは雰囲気違うのかもって思った。そりゃ場所自体が違うんだけど、この前とは全然違った。

 

岡山では、ランクヘッドを通して私は自分と向き合った。のめり込んでたし、ある意味では自分の(私自身の)世界にいた。

 

じゃあ大阪はというと、何というか、ミュージアムってイメージが湧いたなあ。ランクヘッドの歴史が並んでいる、それを鑑賞している、みたいな気持ちだった。芸術作品と向きあうときの気持ち。輝かしい軌跡。輝石。奇跡。みたいな。笑

どちらもライブに参加している、ランクヘッドと客が一緒にライブを作る、ていう点は変わらんのだけどね。

 

今回一番びびびびってきたのは、白い声。生で聞いたとかライブで聞いたとかじゃなく、特等席の大画面で映画見てる気分だった。きらきらして綺麗で美しくて、希望があった。なんでそう思ったかって考えると、それがあの会場の雰囲気だったなって感じ。あの曲を聴いてフロアの人たちの心が動いてるのを感じたし、それを舞台から感じてくれてるのも分かった。みんな希望があった。

 

明け方6時に君と僕は、のところ、ラストだけど、そこのフレーズがとてもとても好き。そこだけでも感じられる物語があって、もちろん曲ぜんぶから感じたこともたくさんあって。

 

好きだなあ。私、ランクヘッドが好きです。

そんなことをしみじみ思う大阪でした。

 

行ってよかったなあ~!!!

 

あと撮影タイム、私スマホ古くて動画綺麗に撮れないから、撮らなくていーやと思って写真一枚撮ってスマホしまったらさあ…!

 

いきているから

 

じゃん!!!すき!ありがとうー!!!元気でる。明日への希望。これだな、大阪のテーマ。あすへのきぼう。

 

撮影タイムだからみんなキメ顔なのが面白くてちょっと笑っちゃった。その分いい写真たくさん上がってたな。

 

あとフロアの立ち位置のこと。ステージ全体が見れたら嬉しいから私いつも何となく真ん中後方とかにいることが多いんだけど、この前も今日もかなり最後の方に入場したからめちゃくちゃ適当に入った。

岡山では下手の方にいたから、合田のベースがよく見えて楽しかった。靴がピカピカしててかっこよかった!いいなあ、あれ。あの靴が似合う男合田、いつもファンの顔しっかり見ててくれるから嬉しい。私が見に行ったのに、見守られてる気持ちになる。安心する。いつもあたたかいものを受け取っていますありがとうございますの気持ち。感謝。多謝。

 

今回は逆に上手の方だった。もしかしたら上手側初めてかもしれない私。山下のギター、面白くて、楽しそうに弾いてるところがすごくよくって、音楽のこといっこもわからんけどすごい楽しい演奏する人だなあって思った。インタレスティングって感じの面白さ。結構な近さでゴリゴリの照明で、表情もよく見えたから、なんかかわいい人だなという新発見があった!

 

今回のMCって、泣いてるより笑った方が可愛いよ、キュン   の小高と桜井さんのやりとりが面白ろかったな。ニコニコしちゃった。笑

桜井さん、キュートでダンディーな人だなってつくづく思うんだな。曲中に一緒に歌ってるとことか(コーラスじゃないとこだと思われるところで)、淡々と叩くんじゃなくて難しいところは難しそうに楽しいところは楽しそうに、誠心誠意演奏してることをすごくいつも感じている気がする。

岡山の後、小高がツイッターで笑って泣いて、泣いた後また笑ってくれたら、みたいなこと書いてて。そう、そうなんだよ~って思ったのだ。まさに私は岡山のときに、たくさん笑って、アスでちょっと泣けて、そのあとカナリアボックスとかでまた笑って、幸せな気持ちで溢れてた。その感情の動きがまさに人生で、そしてそれをアスは歌ってるんだな。ランクヘッドは私の人生の半身だけど、アスは私の人生に降りそそぐ祝福なんだな。突然アスの話になっちゃった

今回は私、ずっと笑っていたよ。楽しかった。エネルギーがあった。お祭りだった。ありがとうね。

 

大阪は最初は丁寧にしみじみじっくり味わって聴くような雰囲気かなってところがあって、例えば夏の匂いの独唱の部分なんて、全ての記憶に焼き付けたいばかりに呼吸もとめたほどなのだけど。最後の方の盛り上がり方、からのアンコール後の冷めない熱がすごかった。岡山の熱がサウナだとしたら、大阪の熱は岩盤浴って感じかなあ。遠赤外線で内側からあっためます、みたいな熱のこもりようだった。

 

きらりいろとか夏の匂いとか、小高も言ってたけど照明がすごくて、ちょっといい表現思いつかないけど「きれいなランクヘッド」て感じ。(綺麗なジャイアンのノリ。もちろんいつもきれいです)

スターマインのお祭り感も楽しかった!真夏の思い出なんだけど、決して逆行できない青春の切なさなんだけど、眩しくて甘酸っぱいというか最早かゆくなるんだけど、お祭りなんだよな。私大学生のとき友達とカラオケ行くと、みんな好き勝手自分の好きな曲入れるノリの友達だったので、よくランクヘッド歌ってて、特にすぐさまこの曲いいね!って言ってくれたのがスターマインだったなあ。(逆に夏の匂いとかきらりいろとか、え、あれ同じグループなん!?って言われた気がする。そうなんだよ〜)

はじまれ、すごかったなあ。小高の熱がやばい。ヤバイ。私はちょっと彼自身に手を伸ばすことはなかったけど、必死に小高を受け止めたり手を伸ばしたりするファンとその渦中の小高を見て、そう!これ!これなんだよ!!!って謎の納得があった。ランクヘッドは求められているのだ。必要なのだ。手を伸ばして、つかんで、離したくない、離せない存在なんだよ。たくさんの人々にとって。私にとって。

それを目の当たりにした大阪。

 

あとはじまれのときの山下とちゃんぽんさん可愛かったね!笑

本当に嬉しそうに楽しそうに面映そうに弾く姿、最高にかっこよかったよ!ありがとうちゃんぽんさん。弾いてくれて。

 

 

なんだか時系列も内容もバラバラになっちゃった。頭がふわふわしています。文学と哲学と音楽と、楽しいと嬉しいと、幸せ。そんなものに塗れた大阪だった。

 

 

 

とりあえず今日はここまで。また書き足す〜

ライブ備忘録

オールタイムスーパーツアー、大阪行ってきました。その備忘録を帰りの高速バスの中で書いています。


まずはこの前の岡山について!

メンバーも熱いって言ってたけど、ほんといろんな意味で熱いライブでした。




ランクヘッドを通して、というかあの場所とか人とか熱とかを通して、私は自分と向き合っていたと思う。

ひとつひとつの音とか曲とか歌詞とか、表情とか動きとか汗が垂れていることとか、全部が鮮明で、ちょっとだけ幻想的で、全身でそれらを感じているのに地に足がつかないよう、現実が遠くなっているような気もした。


眠れない夜のこと

が私は大好きで、聴けてとてもとても嬉しかったんだな。あの曲に出会ったとき私は中学生で、張り詰めた糸がやっぱり切れる瞬間みたいな、むしろ腕が日に日にギロみたいになっていくような暗い女子中学生だった確か。

あの曲は、目線は子供だと思うから、きっと当時の私からしても更に幼い時のことにはなると思うんだけど、自分の中の不安感とか他人のもつ不安感とかをなんとなく知って、なんだかとても安心したような気がする。教科書や人気の本に出てくるもの以外の、もっと身近で言語化されにくかった哲学を知ったというか。

あの曲は私にとって、自分の中にあるものを知る曲だった。あれから10年くらい経って、あの小娘がなんと社会人になって、そうして聴くと、その当時の私のなんか分からんけど苦しいこととか、そこに寄り添ってくれた歌があったこととか、それを今微笑ましく思い出すことができる幸せとか、いろんな感情が付随する思い出の一曲になってる。

だから岡山で、地元で聴いて、なんか今思い出すとエモいなって感じなんだけど、意外とライブ中はとにかくハッピーで楽しくて嬉しくて、え、やってくれるのやったー!みたいな喜びだった。楽しかった。


他の曲にもそれぞれ思い出があって、どんな時に出会ってどんな時に聴いたか、とかいろいろ思い出しながらのライブだった。ランクヘッドを通して自分と向き合っていた。


そんな私の人生の半身であるランクヘッドが、小高が、「出会ってくれてありがとう」と言ったとき、じわって涙が出てきたのはわりと仕方ないと思う。悲しいでも嬉しいでもないんだけど、なんというか、我々って結局赤の他人の結婚式のムービーでも泣けるじゃん、その涙。


私はそれこそ眠れない夜のことだって別にテンション上がる系の曲ではないけど楽しかったように、ライブってどんな曲でも楽しいし嬉しいんだけど、しかしアス…アスは他の感情が勝ちました。その日のライブの総括でもあり、聴きながら考えていたこととか、出会ってくれてありがとうが嬉しくて泣けたこととか、もろもろの気持ちでいるときにあの音楽が全身から入ってきて。

小高の声は楽器だなあと思っているからまあボーカルも楽器とカウントするとして、全ての楽器が、優しくて懐かしくてあったかい音を教えてくれて、私とランクヘッドは泣きながら笑いながら生きあってきたこと、をずーっと考えてた。

ちょっと歌詞ちゃんと覚えてないんだけど、一番ぐさっときたのは、


君の明日が幸せでありますように 


のあたりなんだな。寄り添ってくれて一緒に生きてきて見守ってくれてきたランクヘッドが、今度はぐっと背を押してくれるような、喜怒哀楽からは選べない感情なんだけど、そのあたりの歌詞で涙がでてきたのは覚えています。


長くなってきた、、、

総括すると、岡山は、私にとってランクヘッドが人生のいろんなところにあったことへの喜びを知る場所だった。一緒に生きてきたんだなって知った。


ライブって地元に来てくれるときしか行ったことなかった。青に染まる白以降はツアー毎回行ってると思うんだけど、地元に来てくれたときに行くだけ。だからツアーの中で1会場でしか見たことなかった。岡山か愛媛。遠征すればいいんだけど、出不精で旅行組むのが苦手だからってしたことなかった。いっつも一人でライブ行くから相談する人もいないし。


それでも、岡山を経て、どうしてもどうしてももう一回このツアーに参加したくなった。ファイナルほんとにほんとに行きたいし見届けたい思いが強いんだけど、当日も次の日もどうしてももう休みとれないことが分かってる日だ。


だから、火曜日に岡山があって、水曜木曜と考えて、金曜、昨日、大阪行くことに決めた。今しかないって思った。この土日はは週明けのために休日無給出勤しなきゃで、土曜に大阪行っても大丈夫なの?っていうのはあったけど、その分は日曜にがんばる。この土曜日の大阪に行かない理由がない。行くしかない。


昨日の夜高速バス予約して、当日引き換え券とって、やってきた大阪。

そして大阪。

ライブについては次書く!