3/26ライブ配信備忘録

3/26以心前進 ライブ配信 備忘録

というより覚え書き。

(全体的に敬称略です、失礼します)


◯たまたま都合がよくて久しぶりにリアタイでライブ配信が見れた。見てよかった。


◯全体のふわっとした感想

ライブハウスeggmanの40周年でもある、以心前進ライブ。

当時を意識した新旧交えたセトリとは言っていたけど、本当にすごかった。

ランクヘッドのセトリって本当に多弁で、ライブひとつひとつに物語がある。そして、常に前に進むランクヘッドだからこそ、ライブでの表現は本当に幅が広い。

過去を振り返りつつ未来を祝福するようなこの日のライブは、この社会情勢、3月末に浴びるには、あまりにもぴったりだった。さすが。(?)

浴びる、と言っても、脳直の刺激がビリビリして世界観が変わるような衝撃ではない。むしろ、なんとなく感じているけどつかみきれてない近頃のもろもろに、音楽で形をもらったような。世界に枠組みをもらったような。視界のピントが合うような。。。

陳腐な言葉になるけど、そう思いました。ランクヘッドのみなさんがどう見られたいか、どう進みたいか、ただのファンには分からないところもあるけど、私はあなたがたのことがとても大切で好きで応援していますよ、の気持ち。


◯印象的だったことと、思ったこと

前半の怒涛のなつかし曲たちがやばかった。聴き慣れてる音源ももちろんいいんだけど、今のランクヘッドが演奏するからこその味わいが絶対にあって、しみじみと趣き深く感じた。(?)


今回1番ぐぐぐっときたのは、「三月」。


「傷つきながら、迷いながら、それでも前を向くこと」


それは本当に難しいことで、だけど、どん底を這いながらも死なずにいるわたしたちが、これだけはきっと死んだ後に胸を張って言い切りたいわたしたちの生き様でもある。と思う。この歌はそんな生き方を強さだと祝福してくれたから、私は、わたしたちがこのように生きてきたことを尊いことのように思える気がする。

(書きながらふと思ったんだけど、強さってなんだろう。強さ、という言葉は、いろんな曲の歌詞に繰り返しでてくるんだけど、実は私はいまいちピンときてない。本当の強さってなんだろう?の前に、シンプルに強さって何?生き抜くための力のこと?人の心の芯みたいなもののこと?分かるようで分からない)


そして、中盤〜後半に希望が光って降り注いでくるような曲たち。

今回の決戦前夜、めちゃくちゃオシャレだった!!!!気がする!!!

楽器の音が可愛くて、リズムがポップな感じがして、なのに小高の声や歌い方がワイルドで、これを表す言葉をオシャレしか知らない…めちゃくちゃかっこよかった。好き。

これだけで音源にしてほしいくらい。というかライブ音源発売してほしい。(なんならアーカイブ配信終わったやつ集めて円盤で売って欲しい)


なんというかライブっていいな!って改めて思った。現地いきたいな〜 遠征が難しいご時世だけど、健康に過ごして大阪行けたらいいな。


さて。

小高がこの前、対バンでランクヘッドは誰にも言えない気持ちに寄り添ってきたんだと気付いた、と呟いていた。なるほど、と腑に落ちた気がした。


どん底にいるときって、自分とその周りの暗い壁しか見えない。

外界から応援歌やここを抜け去った人のご立派なお言葉が聞こえてくることはあっても、どん底そのものの奥行きは変わらない。


そんなとき、このどん底は私のためだけにあるものではないのかもしれないとか思ったのはランクヘッドの歌があったからだと思う。


今回でいうと、物思いに耽る庭、ランドリー、白濁のあたりとか。

こんなに悲しくて疲れて生きていたくないのに、温かな赤い血が流れているからやりきれないんだぜの気持ち。

(あとずっしり刺さりまくってるアリアルの存在? 空白 木曜日 うぇいうぇいうぇいのあたり。自意識過剰、被害妄想、自覚しててもしんどいし生きてるだけで褒めて、的な気持ち)


ランクヘッド以外いったい誰が、こんな気持ちを音楽にしてくれるというんだろう!?

いや、他にいてもいい。寄り添ってくれる人はきっと他にもいるのかもしれない。

だけども、私がたどり着いたのはランクヘッドだったのです。私に染み渡ったのはランクヘッドだった。私が寄り添ってもらえたと感じて少し背中を押されたい気持ちになれたのはランクヘッドだった。


私はよく、ランクヘッドは人生、と言う。ランクヘッドを好きでいることは、私が私の人生と向き合うことに近いと、そんな感じのことを言いたい。

(だから言葉は下手くそなんだけど、ランクヘッドが人生を変えてくれた、とか、ランクヘッドは私の人生です、というのとは、少しニュアンスが違うつもりでいる。)

生きていることの、概念化していなかった様々な出来事と感情の動きと停滞が、一曲5分程度の音楽で次々と目の前に表れる。ランクヘッドのライブではいつも私の中でそんな現象がある。

五感でライブを浴びていることと並行して、私は私と向き合っている。だめだめでしょうもない自分や、だめだめのわりに頑張っていた自分や、人と人の中にいた自分や、絶望していた自分や、希望をもって未来に期待した自分がいたことを思う。

思うんだけど、やはり今この瞬間目の前にはブチ上がるミュージックがあって、同じ瞬間に同じ音楽に感動している人間が同じフロアにたくさん生きていて、ねえ、わたしたち、生きててよかったねえ!とか、あえて言葉にするならそんなように感じている、気がする。



◯終わってから所感を覚え書きにすると青春を終わりきれてない感じのごっちゃ煮文章になっちゃった。


◯簡潔に言うとエモエモのエモの最高に楽しくて熱くてハッピーなライブでした!

楽しいってすてき!

2021、ランクヘッドと一緒に前進していきたいと思いまーす⭐︎